求人を出しても応募が来ない。応募が来ても、面接に来ない。入社しても、すぐに辞めてしまう。採用の悩みはいくつもありますが、根っこには共通していることがあります。それは、応募する前に「どんな人と、どんな場所で働くのか」が見えていないことです。
この記事では、採用動画の役割と種類、作る前に決めておきたいことをまとめます。
採用動画とは
採用動画は、会社や職場の様子を映像で見せて、働きたい人に「ここで働く自分」を想像してもらうための動画です。会社説明会で流す長めの動画もあれば、InstagramやTikTokに投稿する1分前後の縦型動画もあります。
求人票には、仕事内容、給与、勤務時間、休日といった条件が並びます。条件はとても大切ですが、似た職種の求人が並ぶと、条件だけでは違いがわかりにくくなります。動画で伝えられるのは、条件の外側にあることです。
- 一緒に働く人の顔や話し方
- 職場の明るさ、広さ、道具や車両
- 1日の仕事の流れ
- 休憩中の雰囲気や、先輩とのやりとり
採用動画でよく作られる内容
仕事の1日
出勤から退勤までの流れを、短く区切って見せます。「朝はここに集まる」「この時間は外の現場に出る」といった具体的な場面があると、未経験の人でも仕事のイメージがつかみやすくなります。
先輩社員の一言
「入る前は不安だったこと」「いま楽しいと感じること」など、実際に働く人の言葉です。会社が言うよりも、働いている本人が言うほうが信じてもらいやすい内容です。
職場や道具の紹介
使っている道具、車両、休憩室、更衣室など。細かいところですが、働く前の不安を減らすのに役立ちます。
代表や責任者からのメッセージ
どんな人に来てほしいのか、会社として大切にしていることは何か。短くても、トップの顔と言葉が見えると安心感が生まれます。
作る前に決めておきたい3つのこと
- 誰に来てほしいのか:未経験の若い人なのか、経験のある人なのか。来てほしい人によって、見せる場面が変わります。
- 見た人に、次に何をしてほしいのか:求人ページを見てほしいのか、公式LINEで気軽に質問してほしいのか。動画のあとの行き先を先に決めておきます。
- 誰が出演するのか、顔を出すのか:顔出しは必須ではありません。手元や後ろ姿、声だけでも職場の雰囲気は伝わります。
応募の入り口まで一緒に考える
動画を見て「いいな」と思っても、応募の方法がわかりにくいと、人はそこで止まってしまいます。動画の行き先になる求人ページや公式LINEを整え、応募があったらすぐ返信できるようにしておくことも、採用動画と同じくらい大切です。
まとめ
- 採用動画は、求人票の条件だけでは伝わらない「人」と「職場の空気」を見せるためのもの
- 仕事の1日、先輩の一言、職場や道具、代表のメッセージがよく使われる
- 作る前に「来てほしい人」「見たあとの行き先」「出演と顔出し」を決めておく
- 1本で全部を伝えようとせず、短い動画を出し続ける