介護・福祉、建設・設備、運送・清掃・警備。現場で働く人を採用したい会社が、InstagramやTikTokで発信を始めるケースが増えています。ただ、思いつきで始めると、数回投稿したところで止まってしまいがちです。
始める前に決めておきたいことを、順番に整理します。
1. 誰に見せたいのかを決める
「若い人に来てほしい」だけでは、見せる内容が決まりません。たとえば次のように、少しだけ具体的にします。
- 未経験から始めたい20代
- 子育てが落ち着いて、もう一度働きたい人
- 同じ業界で、職場を変えたいと考えている経験者
見せたい人が決まると、「未経験でも大丈夫な理由」「休みの取りやすさ」「道具や設備のよさ」など、伝えるべきことが見えてきます。
2. 顔出しの方針を決める
出演する人の顔出しは必須ではありません。手元、後ろ姿、声だけでも、職場の雰囲気は十分に伝わります。大切なのは、出演する人に無理をさせないことです。誰が、どこまで映るかを、撮影の前に本人と話しておきます。
3. 映してはいけないものを決める
現場ならではの注意点があります。
- 介護・福祉:利用者さまやご家族が映らないようにする。居室や記録の画面など、個人の情報が見える場所を避ける
- 建設・設備:お客様の建物や住所がわかるもの、安全上の決まりが守られていないように見える場面を避ける
- 運送・清掃・警備:取引先の名前や、建物・車両のナンバーなどが映らないようにする
撮影の前に「映してよい場所と人」を決めておくと、撮る側も迷わずに済みます。
4. 撮影の段取りを決める
毎日撮ろうとすると、現場の負担が大きくなり、続きません。撮影日をまとめて決めて、その日に何本分かを撮っておくと、日々の仕事を止めずに発信を続けられます。
撮る内容は、たとえば次のようなものです。
- 朝礼や出発前の様子
- 仕事の手順を短く見せる場面
- 先輩の一言(入る前の不安、いまのやりがい)
- 道具、車両、休憩室の紹介
5. 応募の入り口を決める
動画を見た人が、どこから応募すればよいかを決めておきます。求人ページへのリンク、公式LINEでの気軽な質問など、入り口はひとつに絞ったほうが迷わせません。応募や質問が来たら、できるだけ早く返信できる体制も整えます。
6. 振り返りの方法を決める
再生回数だけを見ていると、何を続ければよいかがわかりません。「どの動画のあとに、応募や質問が来たか」を記録しておくと、次に撮る内容を決めやすくなります。
まとめ
- 見せたい人を具体的に決める
- 顔出しは任意。出演する人と事前に話しておく
- 映してはいけないもの(利用者さま、お客様の情報など)を先に決める
- 撮影日をまとめて、現場の負担を減らす
- 応募の入り口はひとつに絞り、すぐ返信できるようにする
- 応募や質問につながった動画を記録し、次の撮影に生かす